流産確定、周りの反応②

母からの言葉で印象に残っていること。


実は母も同じ稽留流産の経験があります。

私は2人兄弟ですが、私と弟の間の子は流産してしまったそうです。


でもその時の子が産まれていたら、弟はいないかもしれない。巡り合わせって不思議だね。」

「今がそのタイミングじゃなかっただけで、きっとまた来てくれるから大丈夫。」


失った悲しみで、次とか未来のこととか考えられないという方もいると思います。

でも私は、母のこの言葉のおかげでとても前向きな気持ちになれました。



母だけなく、私の祖母も流産を経験しています。


母も祖母も悲しい経験を乗り越えてその後子供を産んでいる、それを知っているので前向きにこれからを想像することができました。



そして、私は友人にも流産経験者がいます。


「よくあること」で片付ける気持ちにはとてもなれないけど、「自分だけじゃない」ことを知っていると心が楽になりました。


言わないだけで、流産を経験したことのある女性やその家族はとても多いんじゃないかと思います。



周りからの反応で嬉しかったのは、私の体を心配してくれる言葉。


細かいことは聞かずに、ただ「体調は大丈夫?何よりあなたのことを大事に思っているよ。」と心配してくれるだけで嬉しかったです。



もし周りの人が流産を経験して、どんな言葉をかけたら良いかわからないと悩んだら。

(「何か気の利いた言葉をかけてあげなきゃ。失礼のないようにしないと…。」と私だったら変に形式?にこだわって心のこもっていない言葉になってしまいそうなのですが😅)


その時は、「かける言葉が見つからないけど、辛かったね。」とそのまま伝えてあげると良いと思います。

実際私もそのままの言葉に救われました。


私も周りの人に自分なりの温かい言葉をかけてあげられるような人になりたいです。



反対に、自分が過去に言って後悔していることがあります。


20代前半の頃に会社の同期が妊娠し、それをきっかけに結婚と結婚式を早めようと計画していた矢先に流産。

その子はとても明るい子で平気そうに見えました。


流産のこともかなり軽く報告されたので、「大丈夫?」と体の心配はしたものの、「式もあることだし結果的には良かったかもね。結婚してからまたゆっくり考えればいいもんね。」という風な意味のことを言ってしまいました。


まだ若くて結婚や出産が遠いことに感じていたのもありますが、何より流産がこんなに体にも心にも負担があるとは知らなかった…。


後悔しても遅いですが、これからはもっと人の痛みに寄り添える人でありたいと思っています。


◇◆

 妊娠と初期流産について書いています。

 最初から読む⇒初めての妊娠、そして流産

◇◆



0コメント

  • 1000 / 1000


またいつか会える日まで

人生初めての妊娠は流産でした。 記憶が薄れないうちにどこかに残しておきたくて書いています。 私の場合は多くの体験談に救われたので、このブログも誰かの参考になれば嬉しいです。 またいつか我が家に赤ちゃんが来てくれますように…!💫 ⇨2022年女の子を出産しました!